プロンプトファイル入門
プロンプトを繰り返し入力しているなら、それはやりすぎです。
多くの開発者は、チャットで何度も指示を入力することに頼っています。時にはうまくいくこともありますが、非効率で一貫性に欠けます。繰り返し行うワークフローを処理するための、より良い方法があります。
このガイドでは、プロンプトファイルとは何か、なぜ重要なのか、そしてVS Codeでそれらを効果的に使用する方法を解説します。
前提条件
始める前に:VS Code Insidersがインストールされていること、GitHub CopilotとGitHub Copilot Chatの拡張機能が設定され、サインインしている必要があります。
プロンプトファイルとは?
プロンプトファイルは、チャットセッションの指示やコンテキストを定義する再利用可能なMarkdownファイルです。
同じプロンプトを何度も書き直す代わりに、一度作成して必要なときにいつでも参照できます。これにより、プロジェクト間やチーム全体でワークフローを標準化できます。
これらは、開発中に実行する一般的なタスクのための、再利用可能な構成要素として機能します。
プロンプトファイルが重要な理由
プロンプトファイルがないと、すべてのやり取りが同じようなものになってしまいます
- タスクを言い直す
- コンテキストを言い直す
- やり方を言い直す
その結果、以下のようになります
- 繰り返しの作業
- 一貫性のない出力
- ワークフローの遅延
プロンプトファイルは、指示を一度定義し、必要なときにいつでも再利用できるようにすることで、この問題を解決します。
プロンプトを改善するのではなく、自分自身のために機能するシステムを構築するのです。
例:コードベースのクイズ
プロンプトファイルの実際的な用途の一つは、コードの学習やレビューです。
この例では、プロジェクトで現在開いているファイルについてクイズを出題するプロンプトファイルが作成されています。
このプロンプトファイルは
- 現在のコードコンテキストを分析し
- 多肢選択問題を作成し
- 慣れていないコードの理解を深めるのに役立ちます
一度作成すれば、チャットから /quiz-open-files を使用して直接呼び出すことができます。

毎回手動で長いプロンプトを書く必要はなく、ロジックはすでに定義されており、すぐに再利用可能です。
プロンプトファイルが有効な場面
プロンプトファイルが最も役立つのは、以下のような場合です
- 同じタスクを何度も繰り返す場合
- プロンプトに詳細な指示が含まれている場合
- ファイルやプロジェクト間で一貫した結果を求めている場合
一度しか行わない作業であれば、プロンプトファイルは必要ないかもしれません。
しかし、繰り返しのワークフローにおいては非常に価値があります。
プロンプトファイルの作成
プロンプトファイルは、チャットインターフェースから直接作成できます。

作成コマンドを起動し、意図を定義することから始めます。
例えば、以下のようなプロンプトを作成できます
- 肥大化したコードを単純化・削減する
- どのような変更が行われたかを説明する
- 開いているファイルにのみ適用する
一度作成されると、プロンプトファイルは保存され、即座に再利用可能になります。
Agent Customizationsビューからいつでも確認や修正ができます。
ワークスペースレベルとユーザーレベルのプロンプト
デフォルトでは、プロンプトファイルはワークスペースレベルで作成されます。
つまり、特定のプロジェクトに紐付いています。
複数のプロジェクトで再利用したい場合は、ユーザーレベルに移動させてください。
これにより、再利用可能なAIワークフローの個人ライブラリを構築できます。

例:コードのリファクタリング
プロンプトファイルは、コード品質の向上にも使用できます。
例えば
- 肥大化したコードを削減する
- ロジックを単純化する
- 最適化について説明する
実行すると、AIはコードを更新するだけでなく、何が変更され、なぜ変更されたのかを説明します。
これにより、効率性と明確さに基づいて、異なるモデルやアプローチを評価しやすくなります。
より大きな変化
プロンプトファイルの真の価値は、単なる利便性だけではありません。
それは、以下のシフトにあります
一度きりのプロンプト → 再利用可能なシステム
毎回指示を書き直すのではなく、一度定義してワークフロー全体で再利用します。
これは、より迅速な開発と、より一貫したAIの動作につながります。
次のステップ
プロンプトファイルは、カスタマイズシステムの一部に過ぎません。
AIの動作をさらに細かく制御したい場合は、次のステップとしてカスタム指示(Custom Instructions)を探求してみましょう。